日本の看護師資格をオーストラリアの看護師資格へ 改訂版

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皆さんこんにちは。今日は今年2月に大きく変更になった海外の看護師免許からオーストラリアの免許への書き換えについてです。

オーストラリアの看護師免許への切り替えは大きくわけて2つ!①こちらで大学にいって登録するパターンと②看護師協会に直接登録の審査を申請するパターンがあります。①大学にいって登録するパターンや看護コースに関する大学に関しては以下のリンクから過去記事をお読みください。

https://iae-au.com/blog/well-likednursingcoursethroughout2018/

https://iae-au.com/blog/deakin-university-midwifery/

https://iae-au.com/blog/australian-catholic-uni/

https://iae-au.com/blog/vic-uni-nursing/

今回は②協会に直接登録審査をお願いする変更に関してです。2月からあらたに、

Self checkシステムが導入され、自国での学歴についてオーストラリアと同等かどうかを先に審査するシステムに変更になりました。このシステムでStream A, B, Cに分類されてそれぞれ違うステップを経て看護師登録につながるようになります。Stream A,Bに分類された方がオーストラリアで看護登録を書き換えられる登録申請候補者として分類され、Stream Cに分類された方はお持ちの学歴では登録条件に満たないためさらなる上の学歴取得が求められることとなります。

<登録の観点>①学歴のレベル ②学習の質・内容 ③自国での登録内容

セルフチェック→①②③ともに満たしている→StreamA

→①が一つ下のレベルだが②③を満たしている→StreamB

→①③ともに満たしているが②がやや劣る→StreamB

→学歴が満たない→StreamC

 

セルフチェックでは簡単な質問に答えた後、でてくる画面で自分の国を選ぶと協会がもっている情報のある学校名がリストにのってでてきます。協会で把握されているのは今のところ日本ですと14校ほどがのっております。(下記図は一例です)学校リストに出身校名がある方はご自身のとられた学位をいれていただいて取得年も記入して次へすすみます。もちろん日本にはもっと学校数があるかとおもいますので、ここに名前のない学校卒業生はI can’t find my institution or qualificationという箇所を選ぶと先にすすめるようになります。

Self Check Japan school list
今まで記入してきたSummaryページにいき確認をして次へをおすと、次のステップへ続く画面になり協会に自分のアカウントを作成して、今後はすべてそのアカウントから書類を提出したり、オンラインコースをうけたりなどができます。セルフチェックでの記入をもとにアカウントを作成すると自分がどのStreamに分けられているのかを知ることができます。ただし学校名の記載がない方は自動的に協会の審査必須にわけられて下記の手続きを行う必要があります。

アカウント作成後、90日以内にまずはオリエンテーション1というショートセミナーをうけてもらう必要がありこれはどのStreamの方も必要です。またこれを受講する前に640ドルの費用の支払いが発生します。その後Stream Aの方は登録のための申請にすぐにいくことができますが、それ以外の方(自分の学校や学歴がリストになかった方を含む)はPortfolioの段階にすすんで、そこで学歴を審査してもらい、Stream BなのかCなのかの査定がでて、Stream Bの方はその後の段階にすすみ、足りない部分を補うための知識テストや実践テストをうけて登録の準備をしていくようになります。Stream Cになった方はここで終了となり、新たな学位取得を目指すべく学習していただくようになります。

看護協会のサイトでは、今までかなりの数の看護師資格を査定してきましたがほとんどの国の看護資格はオーストラリアと同等ではないと判断されていますという記載があり、日本もその国の一つにのっていますが、個人によって学習されている学位が違うかと思いますので、査定を希望される方は一度上記のセルフチェックを行い、アカウント作成をして、オリエンテーション1を受講されて学歴を審査してもらってください。

上記の内容は以下の看護協会の発表に基づいて説明をさせていただいております。

https://www.nursingmidwiferyboard.gov.au/Registration-and-Endorsement/International.aspx

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