皆さんこんにちは!
iae留学ネットです
また冬に戻ったみたいに寒かったり、急に暖かかったり相変わらずですがいかがお過ごしでしょうか。
さて先日弊社に一件のお問い合わせがありました。(お問い合わせいただいたご本人から内容をブログでシェアさせていただくことに同意していただきました。)
お問い合わせ内容は移民局から”学生ビザのコンディションを満たせていない状態なので、あなたのビザのキャンセルを検討しています”という内容でした。
申し開きがあれば5営業日以内に返事をしてください。とのことで水曜日に移民局からのメールを受け取られ、お問い合わせをいただいたので返信期限は次の週の火曜日でした。
【今回のケースの概要】
- 某大学の大学院コース(Master)に入学。(これで約2年の学生ビザを取得)
- 入学後事情がありすぐに退学後日本に帰国。
- 1年後専門学校のCertificate IIIレベルのコース(1年)に再入学しオーストラリアに入国。
- 専門学校のコース期間が大学院進学の時に取得したビザの期限内に終わるため、ビザの再申請はしなかった。
さてここで何が問題でビザがキャンセルされそうになったのかについてですが、この方の場合学生ビザについてくるコンディション8202を満たせていなかったからです。
このケースは学生ビザのコンディションの8202という条件を満たせていないのですが、なぜかというと箇条書き2つ目の部分を満たせないからです。
maintain enrollment in a registered course that is the same Australian Qualifications Framework (AQF) level or higher for which we granted your student visa, unless changing from AQF level 10 to level 9. See: Change in study situation.
ざっと訳すと”博士課程であるAQFレベル10(Doctoral)から修士課程であるAQFレベル9(Master)に下がる場合を除き、学生ビザを申請したときと同じAQFレベルのコース、もしくはそれより上のレベルのコースに在籍していなければならない。”ということになっています。
AQFレベルというのはコースのレベルのことで下記の通りです。
今回のケースだと学生ビザを申請したときはMasterでAQFレベル9、再びオーストラリアに戻ってきたときはCertificate IIIなのでAQFレベル3となります。
このいわゆる”ダウングレード”が許されるのは、AQFレベル10から9の時だけのため、今回のケースでは8202の条件を満たせず、本来であれば再びオーストラリア戻ってくる前に新しい学生ビザの再申請が必要でした。
ビザに関することに限らずですが、”実際に見つかる人はあんまりいない”、”見つかったら申請すればいい”などということを耳にすることはあるかもしれません。
ただ特にビザに関しては、ビザが下りた時に必ずコンディションは明記されていて、そのコンディションを満たせていない場合はキャンセルされても仕方がない、、という結果になってしまいます。
このようにキャンセルしますよという通知を受け取ってから返信するまでに与えられた猶予の時間も5営業日ととても短く、お仕事などもすべてセーブしてこの問題を解決することに全力を注ぐことになります。
今回のケースでは再申請をしないといけなかったのにしなかった事情がきちんとあったため、それを明記してキャンセルをしないでほしいという返信と一緒にその事情の証拠も提出し、それと同時に新しい学生ビザを申請することで対応させていただきました。
弊社で提供させていただくビザに関するお問い合わせは、提携の資格のあるビザエージェントのアドバイス元でご案内しておりますのでご安心ください
今回のような難しいケースでは提携のビザエージェントにビザの手続きはお願いし、弊社では学校のお手続きをさせていただき、ビザエージェントでのビザお手続きには同席の上通訳をするというサポートをさせていただきました。
海外にいるときは命の次にパスポートとビザというくらいビザは大事です
日本のパスポートは最強で、日本人は短期であればほとんどの国でビザが免除されているので、ついついビザの大切さを忘れがちですが、オーストラリアは例え観光でもETASというビザの取得が必要です。
急にキャンセルされてしまうなんでことが起こるととても大変です
今一度お手持ちのビザのコンディションなどをよくお確かめください
ビザのコンディションが分からない、私のビザって大丈夫?
不安になった方は今すぐ弊社にお問い合わせください!↓↓