大学留学☆英語レポート/エッセイの書き方(人文系)

こんにちは、インターンのMoe②です♪

大学の学部留学をしている方にとって必ず越えなければならない壁の1つと言えば、エッセイを書くことではないでしょうか?参考文献を探して、読んで、構想を練って、英語で文章にまとめて、文法やスペルミスをチェックして、、、、ネイティブの生徒と同じかそれ以上の点数をもらうためには倍以上の労力と時間を要します

私も現在メルボルンで交換留学をしているのですが、日本のレポートと書き方が大きく違い戸惑うこともありました。そこで、今回は英語でのレポートの書き方(人文系編)をご紹介したいと思います

 

【構成】

1.Introduction (序論)

Introductionでは、エッセイの議論への導入と議論展開の方向性を示します。

・議論への導入

私は、これから議論していくトピックに関連するデータや統計を示して書くことが多いですその場合参考文献を必ず示します。(参考文献の書き方については後述します)ポイントは、いかに読者の興味関心をひきつけられるようなデータを示すか、です!

例えば、若者の犯罪というテーマでエッセイを書くとき、オーストラリアでの若者の犯罪率を警視庁ホームページで調べて書くことができます。

 

・方向性を示す(Thesis Statement)

本文の骨組みになります。

主張したいことが明確な場合、自分がエッセイの中で主張したいことと、その理由をざっくりと説明します☆

人文系のエッセイで多いのが、答えが白黒つかないものです。その場合「○○について△△の観点から検証していく」などと書いて、その後の段落で掘り下げます

また、Introductionで方向性を示す際には”This essay will argue that~”などと、willを用いて文章を書きます。willは「(100パーセント)○○するだろう」となるので、一定の意見を展開するBody paragraphで用いることはタブーです

 


2.Body paragraph (本論)

メインの段落です!そのときの字数制限や議論の展開によって段落の数は変わります!1200字のエッセイで通常3~4つ程度でしょうか

学術論文からの引用を基礎として、議論を展開していきます。論文を探すのにかなり時間がかかるので、早めに探しておくことがポイントですここでも、参考文献の明記をお忘れなく

通常、一段落の中で、Topic sentenceSupporting sentence、(Example)に分かれますTopic sentenceとは、その段落のトピックを示した一文のことです。Supporting sentenceとは、そのトピックをサポートする文章(2文程度です)

例として、子どもにスマホはいい影響を与えるという軽めのトピックで書いてみます(笑)

Firstly, smart phone may enhance children’s learning. ①According to ○○ (2000 p.17), children tend to increase their motivation when they use smart phones in classrooms. ②In addition, ▲▲ (2008 pp.106-107) indicates that it is more convenient for children to use smart phones when they study~~~

このように段落を構成していきます各段落の始めにFirstly, Secondly,….などと書いて整理することも重要です!

 


3.Conclusion (結論)

いままで議論してきたことをまとめます。ここでは、新しい情報を出してはいけないので、参考文献は用いません

一つの書き方として、最初にThesis Statementを言い換えます。それから本論で議論したことをまとめ、結論を述べます

 


4.参考文献リスト

前のページが途中でも新しいページから始めます。詳しい書き方については、以下を参照してください♪また、筆者の苗字のアルファベットABCD....の順に沿って書いていきます

 

【引用、参考文献の書き方】

オーストラリアの大学では(少なくとも私が通う大学では)、引用や参考文献に関する規定が厳しいですというのも、論文をオンラインで提出するので、どの文がどこから引用されたか、どこかの文言が左記に提出された生徒のものとかぶっていないか、パソコンのシステムによってチェックされるからです!

そのため、先生方も口をすっぱくして「引用や参考文献リストは適切に!!!」とおっしゃっています

1.引用の仕方

引用とは、文章中に学術論文を利用することです。引用で使うフレーズは主に以下のとおりです。

According to 筆者の苗字(出版年, p.ページ番号), ~引用文~.

苗字 (出版年, p.ページ番号) indicates/explains that ~引用~.

~引用文~(苗字 出版年, p.ページ番号).

ここでは、カンマとピリオドの位置に要注意です!

また、筆者の書き方ですが、ここでは苗字のみを書きます。筆者が三人以上いる場合、 最初の人の苗字 et.alと表記し、それ以外の人の名前を書く必要はありません

例 Yamada et.al

 

また、文章を引用する際には、出来るだけ文章を言い換えるようにしましょう!そのまま引用すると剽窃とみなされてしまいますまた、そのまま引用する際は ”そのまま引用する文章” という形を取ります。しかし、教授には言い換えた文章のほうが好まれるようです

 


2.参考文献リストの書き方

人文系論文の多くはHarvard Referencingというスタイルがとられます!(ご自身の大学のシステムを確認してみてください

Harvard Referencingでは以下のテンプレートに沿って参考文献リストを作成します。

  • 学術論文

苗字,名前の頭文字 (出版年)タイトル, 雑誌名, vol.番号, no.番号, pp.ページ範囲, retrieved閲覧年月日, データベース名

例 Cotterall, S & Cohen, R 2003, ‘Scaffolding for second language writers: producing an academic essay’, ELT Journal, vol. 57, no. 2, pp. 158–66, retrieves 15 January 2020, EBSCOhost

ポイントは、雑誌名をイタリック(斜めの書式)にすることです

 

  • 書籍

苗字,名前の頭文字 (出版年)タイトル,出版社, 出版都市, 出版国

例 Karaminas, V 2013, Fashion in popular culture: literature, media and contemporary studies, Intellect Books, Bristol, UK.

先ほどとは異なり、本のタイトルをイタリックにします♪

また、参考文献リストでは作者が三人以上でもet.alは用いず、全員文表記します

 

 

 

本日は人文系英語論文の書き方をご紹介しました皆さんの学部留学が実りあるものになりますように♪

次回の記事もお楽しみに!

 

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