Au Pair ワーキングホリデー⑤ (”オーペアのやりがい&大変だったこと”編)

こんにちは、インターンのKaoriです♪

今までのオーペア体験談に引き続き、今回は”やりがい&大変だったこと”について書いてみたいと思います。

毎日全力で子ども達と向き合う日々は、嬉しいことと辛いことがものすごいスピードで交互にやってきます。

将来が楽しみになるような才能を感じる日もあれば、命に関わる事故やリスクにヒヤヒヤする日もあり、安心する瞬間がなく常に気持ちが忙しい状態でした。

子ども達やご両親やオーストラリア生活でのエピソードはたくさんありますが、この記事では少し客観的に振り返ってみたいと思います。

 

▼オーペア体験談記事一覧

インターン自己紹介

Au Pair ワーキングホリデー① (”そもそもオーペアとは?”編)

Au Pair ワーキングホリデー② (”オーペアの仕事を自力で探す方法”編)

Au Pair ワーキングホリデー③ (”オーペア探し・おすすめ3サイト比較”編)

Au Pair ワーキングホリデー④ (”オーペアをする際持っていると有利な資格4つ”編)


”私のオーペア体験談” ―オーペアのやりがい

1.英語力が伸びる

オーペアで何より有意義なことは、やはり子どもとの日常と英語環境での生活です。

現地の家族と共同生活をしつつその子どもの面倒を見る。

朝起きてから寝るまで、日常的に英語を使わざるをえない環境なので、相手の英語を集中して聞き、英語で伝わる表現方法を考えるようになります。

特にイレギュラーなことやトラブルが発生した時、例えば

・送迎の時間や住所について電話で変更依頼されたとき
・運転中のトラブルでご両親に緊急連絡をしないといけないとき
・自分や子ども達の体調が悪く病院や保健室に急いで行かなければいけないとき

このように、話す前に単語を調べる時間もなく、会話を予測する気持ちの余裕もなく

”うまく言えなかった悔しい”

というリアルな経験が何度もできたおかげで、使うべきだった単語を知るきっかけにもなり

”分からない時は知っている単語で違う言い回しをする姿勢が大切”

という考え方を学ぶこともできました。

2.異文化・多文化・現地の日常生活を体験できる

多文化社会のオーストラリアで現地の家族と共同生活をすることになるので、自分の日常はステイ先家族のライフスタイルに沿ったものになります。

朝昼夜の食事、家の使い方、日常のルーティン、家族の時間、などなど。
私にとっては初めての海外生活だったので、オーストラリアのスーパーや郵便局や学校や病院などを日常的に利用するだけでも、毎日カルチャーショックの連続でした。

また、平日の朝ごはんはシリアルかトーストを用意し、昼は前日の夜の残りモノをタッパーに入れて会社や学校用の弁当を作り、夜ごはんはじゃがいもが主食になるオーブン料理を作る。

休日は午前中の早いうちに事務的なことを終わらせて、午後は子ども同士のパーティーへ参加したり、庭のプールで遊んだり、親戚の集まりに同席する、などなど。

私が最初にステイしたファミリーは特に環境保護への意識や美容への関心が高いご家庭だったので、ゴミを減らすための工夫や自然と共に生活する習慣をたくさん教えてもらいました。

よく作っていたサーモンのオーブン焼き、マッシュポテトと一緒に。

3.生活費が節約できる

オーペアの前提は住み込みなので、家賃・光熱費・通信費・食費が全てファミリーの負担で生活できます。物価の高いメルボルンではこれらを全て自己負担して生活しようと思うと、少なく見積もっても1週間で$200は必要となります。

(シティ中心・近郊でシェアハウスをする場合、家賃相場は4人部屋などでも平均$150前後/1週間)

私が今オーペアで住んでいるHawthorn(ホーソン)はメルボルンの中でも特に治安のいい高級住宅街で、シティへも電車で10分程度なため、もし同じエリアで1人部屋を探そうと思うと、家賃だけで一週間いくらかかっていたか分かりません。

4.規則正しい生活リズムが保てる

毎日学校に行く子供達の身の回りのお世話やご両親が出勤する前の家事補助のため、朝は誰よりも早く起きて活動を開始することになります。

朝は6時半に起きて自分の身の回りの用意をすませてからリビングへ。ご家族を見送って子どもを学校へ送迎して自分の時間が始まるのは朝8時半から。

日中に家事や別の仕事や自分のやりたいことをやって、15時頃子どもを迎えに行き、18時に夕食をとって21時に就寝。

特に最初のオーペアの時は郊外の生活だったこともあり、夕方以降遊びに出かける頻度はとても低く、海外で1年過ごしていても日本で会社員をしていたとき以上に毎日規則正しい生活でした。


”私のオーペア体験談” ―オーペアで大変だったこと

1.子どもと向き合う難しさ

感受性が豊かで素直な子どもたちは毎日一緒にいて、庭に咲いている小さい花、雨上がりの虹、大人が見過ごしてしまうような小さな発見をたくさん共有してくれます。

しかし、その素直さは後先を考えることなく行動する原動力にもなってしまうので大人が監督をしていないと人に迷惑をかけたり、本人の怪我や事故になりかねないことがたくさんありました。

たとえば車が大好きな5歳の弟が、私がキッチンで料理をしている間にこっそり車の鍵を持ち出して乗り込んでいた時。

もし間違ってエンジンがかかってしまっていたや何が起きていたかと思うと、本当に寿命が縮まる思いでした。

2.自分の時間を確保することが難しい

子ども達からすると家に遊び相手になるお姉ちゃんがいるなら曜日や時間帯は関係なく常に遊んでいたいもの。
また、オーペア専用の個室が与えられていたとしても「大好きなお姉ちゃんの部屋で一緒に遊びたい!」となると勝手に入ってくる子どもたちも可愛く思えて、なかなか叱ることができませんでした。

3.たくさん稼ぐことが難しい

もしオーペアだけの生活となるともらえるポケットマネーの額は週平均$200〜250程度なので、”旅行に行きたい!”、”日本に帰ってからの貯金を増やしたい!”と思っている人には少なく感じるかもしれません。

4. 体力勝負

オーペアを始めた最初の数週間は、留守番や運転中に子どもの命を預かっている責任感と緊張感で、1日の予定が全て終わった夜9時頃、部屋に戻ると気絶するように眠ってしまっていました。

また、約25キロある子ども達を毎日だっこにおんぶの生活でヘルニアが再発し、病院や理学療法に通ったり体調管理がいかに大切かを痛感することとなりました・・・。

 

4.新しい友達と出会う機会がほぼない

オーペアだけの生活だと、基本的に家の中で家事をしているか子供の面倒を見ているかなので、家族以外との接点をもつことが極端に少なくなります。

他の仕事をしようにも、日中も家事やイレギュラーなお迎えがあると思うとかけもちできず、週末などにあるイベントや集まりを見つけて自分から積極的に参加しないと、新しい友達を作ることはなかなか難しかったです。


以上、”オーペアのやりがい&大変だったこと”のご紹介でした!

人の子どもの面倒をみるだけでもこれだけ神経を使うのに、自分の子どもを育ててる親は、みんなどれだけ責任を感じることなのか・・・

改めて、親はすごいなと思わされました。

 

それでは、次回以降もお楽しみに♪

iae留学ネットのオーストラリア留学相談はこちら↓無料です!
オーストラリア留学相談