再ブーム到来?!会計コース TAFEで学ぶか、大学で学ぶか!

投稿者:

皆さんこんにちは。日本では緊急事態宣言がようやく解消されて、少し活気をとりもどした町の様子が伝えられていますね。 オーストラリア全体でもワクチン2回接種率がついに50%をこえました。NSW州では最初の目標2回接種率70%達成にあと1週間くらいに近づいています。いつ留学生がこれるのか、今後の発表に注目です。

さて今日は、昔から永住権に有利なコースとしてもてはやされてきた、『会計コース』についてのご紹介です。ここ数年はコース受講者の増加や永住権の難しさなどで人気に陰りがでていたこのコース、ここに来てまた少しづつ問い合わせが増えております。

今日はMelbourne Polytechnicというビクトリア州のメルボルンにあるTAFE(専門学校)を例にとって、TAFEで勉強できる会計コースについての紹介をさせていただきます。

最近TAFEでも大学で勉強できるBachelorコースやMasterコースなどを開講する学校が増えてきています。このMelbourne Polytechnicでは専門学校レベルのCertificate IVから上はMasterコースまで会計のコースを留学生に開講しています。同じコースを勉強するにも大学とTAFEでは以下のような違いがみられます。

比較項目 大学 TAFE
授業内容 知識・考察優先、実践は1-2教科 実践と知識習得同時進行
講師陣 知識豊富な現役研究職の講師や教授 その分野で仕事経験豊富な講師
学生人数 いち講義 数百人規模 いち講義 数十人規模
年齢層 大半は高校卒業して1-2年の学生 幅広い年齢層
授業料 年間平均30000ドル 年間平均20000ドル以下

では実際にどんなコースがあるかご紹介していきますね。

Certificate IV in Accounting and Bookkeeping   期間:6か月

学歴:高校2年生終了  英語力:IELTS5.5 相当

(学ぶ内容)MYOBやエクセルなどを使用した日々の会計書類、記録、BAS関係(所得税や消費税計算)、給料計算など

(就職先)BAS会計エージェント、会社の会計事務員など

Diploma of Accounting     期間:6か月

学歴:高校3年生終了+CertIV(上記)内の7つの科目 英語力:IELTS5.5 相当

(学ぶ内容)個人から大企業までの会計書類作成、法律に即した会計関係資料、予算・会計予測などの資料作成、会社法など

(就職先)タックスエージェント、会計士アシスタント、金融サービスアシスタント、多国籍企業・政府関係のタックス部門

Bachelor of Accounting 期間:3年間 CPA準メンバー登録可 (CPAに関してはこちら

学歴:高校3年生終了 英語力:IELTS6 相当

(学ぶ内容)産業や政府関係におけるビジネス関連法律、監査、税金と法人会計、環境法、経済、会計に関するポリシー、一般的な現代のビジネス関連知識など

(就職先)公的機関・民間企業・ファイナンスセクターでの会計スタッフ、ビジネスコンサルタント、ビジネスアナリスト、ビジネスサステナビリティ監査、ファイナンスマネージャー

(単位免除)Diploma Accounting修了者は1年(8科目)免除 大学学位2年で終了!

Master of professional and practicing Accounting  期間:2年間 CPA準メンバー登録可CPAプログラム開始可能(CPAに関してはこちら

学歴:大学卒業 英語力:IELTS6.5 相当

(学ぶ内容)グローバルビジネスに対応した会計、管理会計の戦略、企業会計書類(上級)、金融と経済策、企業会計、企業法、会計理論など

(就職先)公的監査業務会計士、管理会計士、財務会計士、プロのコンサルタント、ビジネスアナリストなど

いかがですか?会計士として登録やビザ申請などを行うにはBachelor以上の学習が必要ですが、その前にBAS(所得税や消費税)やタックスの知識をつけるための専門コースにいって、大学や大学院コースで勉強しながら就労経験をつむのもあり?!かなと思ったりします。TAFEであってもBachelorや Master を2年以上かけて修了していれば、卒業生ビザの申請が可能です。

CPAの登録やビザの申請の基本ステップはこちらをご覧ください。

Melbourne Polytechnicに関するお問い合わせ、会計のコースに関するお問い合わせは       下記までどうぞ!