リメンバランスデー Remembrance day

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リメンバランスデー

こんにちは、iae留学ネット受付のしょうこです

昨日、またサッカーの試合に行ってきました
木曜日だったので、観客は少なかったですが、盛り上がってました
その試合前に突然、オーストラリア国歌が歌われたんですが、とっても上手でビックリ
ぜひ動画観てみてください!

でも、どうして国歌が歌われたんでしょうか

この答えは、これから明らかに!

さてさて、みなさん、
10月の後半あたりから、道端で募金活動のようなことをしている軍服の人達や、赤い花のブローチ??を付けているオージーが増えてきました

見かけたことはありますか??

実は、これは今日11月11日、イギリスまたはイギリス連邦諸国などを含む複数の国での第一次世界大戦の戦死者の追悼日に関係しています。
1918年11月11日の午前11時にドイツが休戦協定を結び、その翌年から毎年追悼式典と2分間の黙祷が行われてきました。
今では、第一次世界大戦のみならず、第二次世界大戦、その他のイギリスが関係した様々な紛争・戦争における戦死者を追悼しています。
当日だけではなく、様々なところで追悼式は行われているようです。サッカーの試合前に国歌が歌われたのは、このためだったんです

ここ、オーストラリア、メルボルンでも、紙やプラスチックで出来た赤いポピーのブローチをスーツやジャケット等に付けているオージーが沢山います

このブローチは、$1~$5程度で買うことができ、これは、兵士や退役軍人の援助に使われるようです

でも、どうして赤いポピーなんでしょうか?

実は、カナダ人軍人のJohn McCraeの詩、”In Flanders Fields”が由来となっています

この詩でうたわれているように、第一次世界大戦当事、激戦地であったヨーロッパのフランダース地方に、戦闘後、赤いポピーが当たり一面に咲いたそうです

この詩が一躍有名になって以来、赤いポピーが戦死者の追悼のシンボルとなりました
赤いポピーのブローチは11月11日まで付けて外したものは記念碑に備えるよう推奨されています

メルボルン市内だと、Shrine of Remembrance(戦争慰霊館)には、いつもどこかしらに、赤いポピーのブローチやレプリカが置かれています
Kings Domain(キングスドメイン)やRoyal Botanic Gardens(王立植物園)の近くです

Shrine of Remembrance(戦争慰霊館)内には、無料で入ることが出来ますが、
正直、日本人的には少し心が痛みます。。。
なんといっても、当事、日本はオーストラリアの一番の敵国だったので、やっぱり日本のものがあるんです
でも、そこは、オーストラリアで生きる日本人として、ちゃんと見なくてはいけないことかなと思います

…でも良い事もありますよ!
Shrine of Remembrance(戦争慰霊館)には屋上(テラス??)があり、
そこから見える景色はとても綺麗です
一度行ってみる価値はあります

日本人とはまた違った歴史や戦争体験を持つ、オーストラリア
多文化社会のメルボルンでも日本に対して嫌悪感をもつオージーがいることも確かです。
重たい話に聞こえますが、オーストラリアで暮らすこの機会に、一度きちんと自分の目で見聞きしてみるべきことかと思います