会計士というと以前は簿記のような決まった繰り返し作業をする、数字に強くてはならない、ごく限られた産業での職業というネガティブなイメージがありました。現在における会計士の位置づけとして、企業の内部にて、あらゆる企業活動の意思決定時に必要な会計資料を準備、そしてそれを基に、企業投資家及び株主に対し、企業の正確な会計情報を伝える為の財務諸表などの作成を行なう、などといった活動になります。多くの一般企業はもちろんのこと、多くの非営利団体、非政府組織においても、会計はその組織の中枢となるもので、多くの会計士は企業の予算決定や財務諸表の分析などにも関与し、また近年では企業のコンピュータ化された会計システムの作成や運用なども行っています。これら会計業務の理論及び実務的な知識を効果的に学べるようオーストラリアの大学・大学院ではケーススタディーを多く取り入れ、即戦力の育成に努めています。