今や国際社会において、通訳者・翻訳者の必要性は無くてはならない存在になりつつあります。グローバル経済の発展、そしてボーダーを越えての活発な文化交流の広がりを考えると、その必要性はあらゆる場面で高まっているといえます。
通訳・翻訳では、英語力はもちろんのこと、日本語能力やそれぞれの言語の背景にある文化や風習も熟知していることが要求され、日本と経済的・文化的にもつながりの深いここオーストラリアでは、両国を結ぶための貴重な人材として、特殊技能と専門性を備えたスペシャリストを育成するためのコースが多数開講されています。
通訳者・翻訳者になるために
オーストラリアでは、NAATI(National Accreditation Authority for Translators & Interpreters:日本名でオーストラリア通訳・翻訳資格認定機関)が通訳・翻訳の国家資格の査定・認定を行っています。NAATIと呼ばれるこの資格はオーストラリア国内唯一の通訳・翻訳の国家資格で、政府関連の通訳・翻訳者として働く際にはこの資格の取得が必須であるだけでなく、民間企業においても高く評価されています。
通訳・翻訳者として仕事を得るためには、通常、NAATIのプロレベルの通訳・翻訳者以上の資格が必要とされています。
NATTI取得法として以下の3つが挙げられます。
▸ NAATI認定の専門学校・大学・大学院の通訳・翻訳コースを受講し、卒業試験に合格する。
(学校によって異なるが、通常70%以上の成績を修めることが要求される)
▸ NAATIの公認検定試験に合格する。
▸ NAATIが認可する海外の翻訳・通訳教育機関で取得した翻訳の専門資格をNAATIの基準に基づいて認定する(資格の変換)。
NAATI認定コースを修了し、資格を取得することで、通訳・翻訳者としての専門知識・技能が身につき、日本をはじめとする海外の通訳・翻訳技能試験に合格する上で役立ちます。また、通訳・翻訳技能の証明として、日本や海外で仕事を獲得しやすくなり、世界各国で活躍するチャンスが生まれます。
通訳・翻訳のレベル
専門学校 | 専門学校・TAFEレベルにおいては、ディプロマと呼ばれる称号が与えられます。 準プロレベル (Level 2)の通訳・翻訳者の資格取得を目指し、アドバンス・ディプロマではプロレベル (Level 3)の通訳・翻訳者の資格取得を目指します。 |
大 学 | 大学では、準プロレベルの通訳・翻訳者からプロレベルの通訳・翻訳者の資格の取得を目指すことを目的として作られています。通訳・翻訳に関する理論・実践に加え、言語学的なアプローチ、通訳・翻訳の技術、専門分野の通訳・翻訳を学びます。 |
大学院 | 大学院では、プロレベルの通訳・翻訳者から会議通訳、上級翻訳者レベルの通訳・翻訳コースを提供しています(大学によっては準プロレベルの資格取得を取得できるところもあります)。 通訳・翻訳の理論・技術や専門分野の通訳・翻訳を学ぶほか、高度な通訳・翻訳業務に要求されるビジネススキルも学びます。 より詳しいレベル表はこちらをご覧下さい。 [ 入学条件 ] 英語力:IELTS7.0点以上+各大学院における独自テスト力 学 歴:学士号(4年生大学卒業)を取得していること (※上記入学基準は各大学院によって異なります。詳しくはiae留学ネットまでお問合せ下さい。) |
※通訳・翻訳全般に関する詳細はこちらをご覧下さい。
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