モナッシュの日々~第一回

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こんにちは~虹太です!

先日の金曜日、Japanese Film Festivalが開幕しました。
なんとIae留学ネット宛にオープニング映画の招待券が届いたので行ってきました^^
オープニングはなんと「おとうと」。話題作でずっと観たかったのでホンとラッキーでした

鶴瓶本当に名役者になっしまいましたね。蒼井 優もやっぱり演技をさせたらホントすばらしい!愛くるしかったです。 そして、何と言っても吉永小百合。昔ながらのあの口調大好きです
ストーリーも、ズシンと心に沁みる良い話で、ラストはすすり泣く声も館内で聞こえていました。鑑賞後は何だか無性に日本に帰りたくなってしまいました。
Japanese Film Festivalはあと2日ほどやってるので時間がある人は是非行ってみてください。
http://japanesefilmfestival.net/

今日から何回かに分けてMonashについて、またその学生だった当時のことを少し話そうかと思います。

第一回は「アジアとは何??」

僕は日本の埼玉にある文教大学で教職を所得したのち、渡豪してMonashでMaster of Asian studiesを1年半勉強しました。
Asian Studies?と言われても抽象的すぎるし広すぎるしパットしないですよね。

Asian Studiesの学生はまず必修科目でアジア全体を広く浅く(僕にとってはかなり深かった。。)を勉強し、選択科目で各自自分の興味のある地域や分野を絞って勉強するんです。

例えば)
Aさんは日本のオタク文化
Bさんはインドネシアのアンチテロリズム対策
Cタイの二台政治勢力の紛争
などなど様々。 僕の専門に関してはまた後日、機会があれば

今日は必修科目での話をします。
一番最初の授業のテーマは「アジアとは何か?」 えっ・・・。って感じでした
確かに、普段考えることもないので難しい質問ですよね。
実際、MonashでMaster of Asian studiesがカバーするのは中東から東南アジア、そして中国や日本など極東アジアなんですが、中東と東アジアではもはや同じジャンルにするのは無理ですよね

そこで、一冊の本について早速1500字の課題がでました。
「オリエンタリズム」byエドワード・サイード
クラスは半分がオーストラリア人でもう半分がアジア人だったんですが、だいたいの学生がこの本基本だよね~ぐらいの感じだったので、まったく聞いたこともない僕は本当に焦りました

本を開くとAGE新聞の数十倍難しい英語がずらり 即効、最終手段を発動!日本から日本語版を送って読んだんですがそれでもさっぱりでした。
後から、クラスメイトの説明を聞いて分かったんですが、教授がこの本を通して言いたかったことは以下の通りです。

「アジアという言葉は欧米の人からみたOutsiderの世界のことで、インディアンや原住民と同じような意味なのだ。よって、アジアの中に中東やインド、日本のようにまったく違う文化がいくつあろうが、欧米人からみたらアジアは全部まとめてエイリアンが住んでる後進世界でしかない」というエドワードの欧米社会への批判の書だったらしい。

しかも、アジア学の第一人者と言われる人達は、ほぼ欧米人もしくは英語ネイティブの人が多く。アジアについての学問はアジア人以外で「あ~でもない、こ~でもない」と議論されているんです。英語で論文は発表しなければ世界的に認めれず、読まれもしない。 このアメリカ中心の学問の世界の事実を知って、それでも自分ではまだまだどうすることもできない、すごい悔しかったのを今でも覚えています。

Internationalレベルで勉強することで、この様に日本の大学では学べないことや価値観に出会えて本当にモナッシュで勉強できて良かったと思ってます。そのぶん辛いことや大変なことは日本の大学の100倍ありましたけど^^;

また機会があれば続編を書きますね

Kota

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